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新しい先生

2007.07.14 (Sat)
最初からは二人のことに書いてます。

前回の話。


放射線治療も終わりが見えてきました。

この頃、一日に十数回・・・いやもっとかもしれませんが、下痢に悩まされていました。(ごめんなさいね。)

これは放射線を照射することで、腸壁がツルツルになってしまってるから仕方ないそうです。

照射って言っても、火傷と同じようなものらしいのです。

なので、腸がツルツルになるのだとか。。。難しいです。


そしてもう一つ、私は病院の食事が食べれなくなりました。

不味い訳ではないんですよ。(美味しい訳でもないけど)

食事を運ぶ台車の「カラカラ・・・」という音を聞いただけでも、気分が滅入ってきます。

何度も口に入れようとしましたが、吐きそうになるのです。

もったいないけど、毎食売店か母達が買ってきてくれる惣菜などを食べていました。

ただ、食欲があるわけじゃないので、食べたくない時はほとんど食べてないとかよくありました。


こんな感じで、帰りたい帰りたい・・・の気持ちを必死に抑えて、一日一日をやっとの思いで過ごしていました。

先生の突然の話以来、帰りたい気持ちを抑えてないと、病院から脱走しそうでした。

窓から見える病院の建物を見ていると、「帰れないなら・・・」と考えてはいけない事を考えたりしてしまいます。


そんな中、6月から新しい先生が来ることになり、モジモジ先生は違う病院へ行くことになりました。

どんな先生か不安でした。

と言うのも、ある先生は腕はとてもいいけどキツイ先生で、患者の間で有名でした。

再発した患者に「身辺の整理をしときなさい」や「あなたの場合、再発はしますから」など、淡々と言える先生なのです。

この先生と合わなくて病院を変えた人、病院に来なくて手遅れになった人がいました。

経験上、医師には分かることが沢山あると思います。

でも、奇跡としか言いようのない事だって沢山あると思います。

それは、命あるものが持ってる気力や本能。

その気力を無くすような事を言わなくても、と思うのですが、この先生は自分の事だから知っておくべきだし、自分の責任だからと。

確かに、言ってることは間違っていません。

でも、すべての人がそれで頑張れるかと言うと、そうではありません。

私がそうだからです。

私は、担当の先生にお願いして、自分がどの位の病状なのか?言わないで欲しいと頼みました。

私は悪い方に考えてしまう性格なので、病気が病気を呼ぶと思ったのです。


こんな話を聞いていたので、新しい先生はどんな人だろう?と不安だったのです。

が、とても話しやすくいい先生でした。

少しテンパってるのか、忘れっぽい所がありましたが、モジモジ先生と比べるとキッパリ言ってくれるので楽でした。


この先生に抗がん剤治療のことを相談しました。

先生は「絶対にやりたくないなら仕方ないけど、あなたの年齢や色んな事を考えるとやった方がいいよ」と。


どんな治療も自分の意思でやるのだと思うけど、「うーん」とモジモジばかりしていては、こちらも不安になるのです。

キッパリ自信もって言われると、悩みはするものの少しは気が楽に考えられます。

もう一つ、治療を決めた理由。

何かと相談していた看護師のMさんの言葉でした。

「先生からの話を聞いた時、直感でやるかやらないか、どう思った?
 直感って大事だから、迷った時はそれを参考にするのも大事よ」

の言葉でした。

こうして抗がん剤治療をすることに決めたのでした。


退院まであと少し。

旦那様との新しい生活まで、あと少し。

そう思っても、退院の日まで無気力な私でした。









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